梅干の効能について

梅干の効能
梅は、なぜ、健康食品と言われるのですか?
梅干は科学的分析による効果よりも、古来からその効能を体験した多くの人が後世に伝えているのが実態です。すなわち、おじいさんやおばあさんからの言い伝えが生きているのが梅干であると言えます。その梅干の効能を整理すると次の5つがあげられます。

(1)血液をきれいにする効果
人間の体内には血液が流れ、その血液が酸素や栄養素等を体の隅々に送り届けることにより、健康が保たれているのです。その血液や、エネルギーを作るために毎日私達は朝、昼、晩と食物を口から摂っているのですが、その食物は酸性とアルカリ性食品に大きく二つに区分されます。このバランスを保つことも健康を守るためには必要なことですが、私たちの身の回りにある食物には米、麦、魚、肉などが多いため、必然的に、体は酸性になりがちです。そこで体のpH(ペーハー)を調整するためにアルカリ食品を採取することが必要なわけですが、梅干はそのアルカリ食品の代表的なものなのです。すなわち、梅干を食べることにより血液がきれいになるのです。このように梅干しは私たちの健康を保つために大きな効能を有しているのです。

(2)疲労回復効果
私たちが口から摂る食物は、消化した後に、フドウ糖となりエネルギーを作りますが、反面、疲れの素となる乳酸を発生させます。その結果、細胞や血管を硬化させますのでこれを避けることが健康管理の点で大切なことです。また、血液の中には多量のカルシウムも含まれており、その酸化を防止することも健康保持の上でとても重要なことです。梅干に含まれるクエン酸は乳酸の過剰生産を抑え、炭酸ガスと水に分解して体外に出す機能を有するとともに、カルシウムの吸収を良くする働きももっておりますので、梅干を食べるということは疲労回復が図られることになるのです。

(3)整腸・殺菌効果
梅干や梅から作られる梅肉エキスは、その主成分である酸が体内の消化器官に刺激を与え、消化液の分泌を促し食欲の増進を図る機能を有していると言われています。これは、梅の中にあるカテキン酸が抗菌、滅菌の働きをするとともに、消炎等の整腸機能を有しているからです。具体的な効能としては、食あたり、水あたり等の下痢や胃酸過多、食中毒、さらに下痢と反対の便秘に効果があります。梅干は昔から日の丸弁当やおにぎりの中に入れられてきたことからわかるように、腐敗を防止する効果もあります。また、梅干、梅エキスは摂りすぎても副作用がないという点も優れた特性です。

(4)解毒効果
人間の体の中には腎臓、肝臓などの臓器があり、それぞれ重要な役割を果たしています。特に肝臓は胆汁という消化液を作ることをはじめ、胃や腸で消化吸収された栄養分を分解・合成して、人体に必要な成分に作り変える働き、余分な栄養分を一時貯え必要な時に血液を通じて送り出す機能のほかに不用な物質を排泄するという働きも有しています。これらの活動を助けるのが梅干・梅エキスで、梅の成分であるピクリン酸、クエン酸が乗り物酔い、二日酔い、食中毒などを解消しそれが解毒効果と言われております。

(5)美容効果
人間が健康であるためには食物の栄養バランスと酸性、アルカリ性の 均衡を図ることが大切であることは前に述べましたが、健康であれば血液がきれいになり、肝臓等の各器官が正常に機能することです。これが、梅干・梅エキスが美容に効果があると言われる理由です。

梅の効能(小田原市発行「梅の里」より)
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